上廣応用倫理学講座について | 広島大学上廣応用倫理学講座

About us

上廣応用倫理学講座について

未来を見据え、
よりよい社会を共創する

 科学・医学・工学の飛躍的な発展は、私たちの生活を豊かなものにしています。一方で、先端分野の研究を行う際や、研究成果を社会に応用する際には、様々な倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal, and Social Issues: ELSI)が生じる可能性があります。上廣応用倫理学講座は、「責任ある研究とイノベーション(Responsible Research and Innovation: RRI)」の理念の下、多様な先端科学技術が拓く未来を見据え、よりよい社会を共創します。

本講座の活動について

ELSI研究への取り組み

倫理学や歴史学の専門性を活かしながら、多様な研究開発のグループと共同でELSI (エルシー) 研究に取り組みます。

RRIの推進

多様な利害関係者の皆さんとともに、私たちが目指す社会や未来のビジョンを描き、そのビジョンに基づいて現在の社会のあり方を見直し、科学技術と調和したよりよい未来を共に創ります。

応用倫理学の専門家の育成

ELSIやRRIに関するさまざまな取り組みを通じて、次世代の応用倫理学を担う専門家を育成します。

人材確保・育成

先端技術の幅広い利用を視野に入れながら、国内外の法規制やガバナンスに対して提言できる人材を確保・育成します。

安定した知識生産

講座メンバーがチームでプロジェクトを推進することで、安定的な知識生産をめざします。

国際連携

よりよい国際社会の実現を目指し、国際的な共同研究を積極的に推進することで、責任ある科学技術の開発と社会実装に貢献するグローバル人材の確保と育成に取り組みます。

講座長あいさつ

丸田 孝志

Takashi Maruta

 科学・医学・工学の発展は、私たちの暮らしを豊かにしています。しかし、広島で生活する私たちは、過去の経験から、技術の使われ方次第で、世界平和や日々の暮らしに脅威が及ぶ可能性があることを意識せざるを得ません。新しい技術を社会で育み、その可能性を最大限に引き出すためには、その技術がもたらす倫理的・法的・社会的な課題や技術のあり方について、みなさんと共に考えていくことが重要です。

 上廣応用倫理学講座は、公益財団法人上廣倫理財団のご寄附により、広島大学大学院人間社会科学研究科人間総合科学プログラム内に設置されました。本講座では、応用倫理学の知見を活かして上記の課題に取り組み、みなさんと共によりよい社会の実現を目指しています。

副講座長あいさつ

澤井 努

Tsutomu Sawai

 従来、科学・医学・工学の進展に対して、倫理規範の構築や法規制の整備が後れを取る状況が続いてきました。この状況を打破するためには、私たち自身の研究のあり方を見直す必要があります。具体的には、社会が大切にする価値観を尊重しながら未来を構想し、その理想の社会に到達するために必要な研究や技術の開発をするという発想の転換が不可欠です。

 上廣応用倫理学講座では、科学・医学・工学の最先端で生じる多様な課題に対して、従来のELSI(Ethical, Legal, and Social Issues)研究の枠を超え、より良い社会の創造を目指したRRI(Responsible Research and Innovation)研究に取り組みます。その中で、講座のミッションとして掲げる①この分野で活躍できる人材の確保・育成、②世界レベルの研究成果の積極的な発信、③国際連携の強化に尽力します。

広島大学 大学院人間社会科学研究科

上廣応用倫理学講座

〒739-8521

東広島市鏡山1丁目7番1号 総合科学部A棟401号室

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